2012年11月01日
ゆるやかにつなげる家 vol.04
突板
突板とは天然の木材を薄くスライスして板に貼って仕上材として使用します。
天然の木材を使用するので、プリントにない味わいをだせます。
しかも天然の木材(銘木)を無垢材で使用すると費用が高いため、スライスして表面だけ使用する事で安価になります。
左からウォルナット、ブラックチェリー、チークの突板のサンプルです。
今回の計画では、床はクリ材、壁の一面はシナ材を使用します。
どちらも白い樹種の木なのでそれよりちょっと色がついたブラックチェリーを収納に使用する事に決まりました。
複数の木を使用した暖かみのある空間になると思います。
2012年10月26日
ゆるやかにつなげる家 vol.03
リフォーム工事の最初は解体工事から始まります。
新築工事と異なりリフォーム工事では
・柱等の構造部材のゆがみ
・土台、柱の腐食
が付きものです。
解体しながらどの部分が悪いのかチェックしていく事が重要です。
T邸では浴槽廻りの土台の腐食が見られたので梁を浮かして土台と柱を新しい物に変えます。
基礎も鉄筋+コンクリートを打設して建物の耐震性向上、湿気対策をします。
上:基礎コンクリート打設後。既存の束石が見られます
下:浴室廻りの腐食箇所。
2012年10月19日
ゆるやかにつなげる家 vol.02
8t(8000kg)
家を地震に強くする方法として瓦屋根を金属屋根に変える考え方があります。建物の荷重が軽くなり地震に強くなります。
延べ床面積が約30坪のT邸では、2t車で4台分の瓦が出ました。
およそ8t近い重量が屋根にのっていた事になります。それをガルバリウムという金属屋根に葺き替え地震に強い建物にします。