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2013年01月29日

ゆるやかにつなげる家 vol.10

「ゆるやかにつなげる家」T邸改装工事
静岡県沼津市

「自分の空間を感じながら、家族を感じる事とはどういうことだろう」
「1人で過ごしたい休日は家族の人数だけあるコンパクトなリビングが良いが、
友達や親戚が来たときは大きなリビングで楽しみたい。両方を満たす空間はないのだろうか」

そんな事をおもいながらT邸を改装しました。



-----奥の部屋-----
トップライトと高窓がある6帖のスペースです。頭より高い位置に開口部があるため開口部をふさがずにテレビ等の家具を置く事ができます。



-----奥の部屋-----
自然光で満たされる明るい空間です。
収納ボックスにはブラックチェリーを使い、白いシナ材の壁と対比させて空間にアクセントを付けています。



-----真ん中の部屋-----
家具の配置や使い方により5.5〜7.5帖程に変わるスペースです。1〜4人がくつろげる空間です。



-----食事の部屋-----
キッチンスペースがある部屋です。脇には棚を設置しました。猫を飼われているお宅なので上段は猫の寝床に使うようです。



-----3つの部屋-----
3つの部屋は風も声も臭いも通り抜けます。
1つ1つの部屋としても使用できますが、場所の使い方で24帖の1つの空間としても使用できます。

大人にとっても子供にとっても自分だけで過ごせる時間・空間はとても必要だとおもいます。
しかし、自分以外の家族だったり友達だったりと接する事はそれと同じくらい必要な事だとおもいます。

自分と家族がゆるやかにつながっている家となったとおもいます。

企画・設計:アトリエまるみえ(丸山住宅)
施工:丸山住宅  


Posted by 丸山住宅 at 11:16Comments(0)T邸改装工事(静岡県沼津市)

2012年11月28日

ゆるやかにつなげる家 vol.09



リビングの北面の壁の写真です。
この写真の中に扉が3枚あるのですが、どこか分かりますか?
建具の納まりを気にして設計をしました。
大工さん、建具屋さんの腕がとても良いので出来た納まりです。
ダイニング・キッチンエリアとリビング1、リビング2を繋ぐこのシナベニアの壁。

建具が分からない納まりにする事により異なる用途の3室が一つの壁で繋がっているように見え、
空間的にも視覚的にも一体的な空間になります。

建具を見せないだけの納まりなのですが、これから生活するT様には部屋のどこにいても家族と繋がっていられるように
感じられる重要なデザインだと考え、このディテールを考えました。

3枚の扉の正解は↓この3ケ所です。



  


Posted by 丸山住宅 at 08:17Comments(0)T邸改装工事(静岡県沼津市)

2012年11月27日

ゆるやかにつなげる家 vol.08

〜壁を一枚にみせるために〜

「壁を一枚にみせる」と聞いても壁なんだから一枚なんでしょ!
と考えると思います。実際に壁をみると扉があったり、扉の枠があったり色々な物が壁にあり一枚の壁のようには見えません。

T邸も同じように南側にはリビング空間、北側には玄関、寝室、脱衣室があります。
当然、リビングと寝室には扉がありリビングの壁を一枚の壁のようには見えません。

壁を一枚にみせるために建具の納まりを検討してシナベニアの壁しか見えないように作りました。

リビングと玄関ホールの建具(引き戸)の納まり
「天井のレールボックス」




リビングと寝室、リビングと脱衣室の建具の納まり
「溝を掘った建具」




納まりの方法を書くと長くなりますので写真だけでお許し下さい。

次回の「ゆるやかにつなげる家 vol.09」でシナベニアの壁しか見えない写真をupいたします。
  


Posted by 丸山住宅 at 14:06Comments(0)T邸改装工事(静岡県沼津市)
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