「集合住宅のすゝめ」vol.22 Hアパート新築工事
36mm+24mm
積み上げられた1枚の厚み36mmの板材。
ALCと呼ばれるこの材料は軽量気泡コンクリートの一種で軽くて断熱性・耐火性に優れています。軽いと言っても36mmの厚みがあるのでとても重いです。
この材料を2階の床に敷き詰めます。2階の床に敷く事で1階で火災が起きた時に2階に燃え広がる事を緩和します。
一般住宅の2階の床は桁の上に構造用合板24mm、その上にフローリング等の材料を張りますが、
法規上の問題と2階の音が1階に伝わりずらくするために今回は
ALC厚36mm+構造用合板24mm+仕上材(フローリングやタイル等)を貼りました。
住んでいるだけでは分かりませんが、一般住宅と集合住宅の作り方の違いは、このような見えない部分に出てきます。
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